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森羅万象から学ぶブログ

イギリス留学を辞退するか考えていた

 

先月生まれて初めてロンドンに行った。プレミアリーグアーセナルを応援するようになってから、ずっと憧れていた地だ。

 

オランダにいるとよく、「他の国には行った?」と言われるのだが、私はイギリス以外の国は訪れていない。別に興味が無いわけではなく、ただ特別なトリガーがないだけだろう。それでもロンドンには行った。長いバスに乗って、大好きなモノを何か一つは買えるであろう金額を費やして、生まれて初めてオランダ以外の外国に旅をした。私にとってイギリスとはそういう国で、今も昔もずっと興味深い国だ。

 

数週間前から、来年9月に迫ったイギリス留学を辞退するという選択肢が頭によぎっていた。理由は自ら体感したポンド高のあの国で、それに見合うだけのなにかを得られる確信が持てなかったからだ。

確信が持てない理由は内的な要因による。つまりは外的要因を物ともしないだけの自信が無いのだ。24年生きてきて初めてきた海外で10ヶ月過ごして、私の根拠の無い自信は衰退していた。

自分の居場所が見つけられず、孤独な日々を過ごした。いつからか以前より閉じた人間になってしまった。なにかにチャレンジしていくことができなかった。勉学にまともに励めたとも言えず、とても評価できる一年ではなかった。

数人の大切な友人に出会えたことと、孤独な時間で自分を改めて見つめられたことはこれからの自分に大きく影響すると思う。ただ、イギリスで同じことを繰り返す訳にはいかない。孤独から得られるものはもう得たし、閉ざすことで発見する段階はもう終わったのだ。次の舞台では、次の段階に行かなければならない。そうできる自信が、ことごとく湧いてこなかった。

 

今その自信に満ち溢れているといえば嘘になる。ただ、幾らかの人と話して、最低限自分が達成してきたことを思い返して、目標がより鮮明になってきたことを加味して、この一年の反省を活かせば挑戦に値するんじゃないかと思い直している。

来年はより自分の興味の強い分野を学ぶことになるし、その分将来一緒に仕事をできるような友人に出会うチャンスも増えると思う。もちろん本場の英語に触れられるし、大好きなイギリスのサッカーを間近に見ることができる。高い英語力と太い人脈、スキルを身に付け、いつまでも甘い自分と少し決別できたら私の思う「見合う価値」は得られると思う。

そしてこのまま負け試合で終わるのは悔しい。思い返すと頭をかち割りたくなるまでもがいたことはここしばらく無いと思うから、今それをやらないと逃げ癖が完全に定着してしまいそうで怖い。

 

もう少し考えて、きちんと覚悟を持った上で行こうと思う。行けばなんとかなるとか、二年留学しといたほうが就職に有利とか、そんな曖昧な感覚で行きたくない。芯がないと途方に暮れることはもう分かっているから。

できるという自信と、自分には大切な人がいて大切に思ってくれる人がいることを理解する必要がある。どちらも見えないもので、実はもう持ってたりするんだろうけど。

 

誰かに伝えたいのは、その就職や留学、進学、結婚、というかあなたの人生すべては「本当にあなたの選択ですか?」ということ。近くにいる誰かや社会の意思を生きているんじゃないかということ。人生は黒ひげ危機一発とは違って、全て挿してみるまで分からないから。全て挿すことはできないけど、可能性をどこかある段階で捨てるのはやめて探求し続けましょうということです。

 

帰国まで残り10日。人生で最も絶望で最も貴重な時間を過ごしたオランダに、最後は笑顔でさよならとありがとうを言いたい。