森羅万象から学ぶブログ

ブログを書く意味、たぶん。

なぜか分からないけれどブログを書くことがとても大切なことのような気がしている。続いている時もそうでない時も。見ている人がそれほどいないことは認知しているが、それでも私にとってとても大事な営みとなりつつある。

 

たった一つだけその意味をあげるとすれば、「自分を知ること」だと思う。自分の中にある見えないものを可視化する。無意識を意識化する。何が好きで何が嫌いかを一つずつ明らかにしていく。ブログだけで無くPosteverでつけている日誌もそうなんだけど、自分の考えていることを文字に起こして読み返してみることは思いの外新鮮味がある。

 

録音した自分の声を初めて聞いて驚いたあの時のように、自分の書き起こしたものを読み返すと何かと驚かされる。全然上手くまとまっていなかったり、考えが極端に偏っていたり、もっと違うことを考えるべきかな、と思ったり。

 

自分がブログを書くことの価値をなんとなくでも感じると、周りの人間にも書いてほしいと思うのだが、これが全く広がらない。特に内面的なことを綴ろうと思うと、自分と向き合うことが求められるのでなかなか脳を疲労させる。

 

ライフハック系の記事で「習慣にすべきこと」の上位に時折ブログを書くことが出てきて、出てきた時は大抵上位に位置する意味がなんとなく分かってきた気がする。毎日自分と向き合う良い習慣。書き続けていれば現在地を全く見失う心配はおそらく無いのではと感じる。

 

知人にブロガーが増えたらいいなーと思うのは、ブログやTwitter等にこれでもかというほど目を通した上で話しをすると全く違うものになるのではという確信があるから。飲み会のはじめの一時間を互いの状況確認に費やす必要が無く、話のスタート地点がグッと高まる気がしている。どんな考えを持っていてどんなことに関心があるのかを知っている状態から始めればもう少し有益な話ができそう。酒を飲みながら長話をした帰りの消化不良な感じが少しは緩和されるのかなーと。

 

自分を知りながら現在地を確かめ、話をする際の強力な参考資料にもなりうる。素晴らしいツールだと思いますけどねぇ。SNS疲れとか言われてる今、意外と差別化できてるんじゃないかなぁ、ブログ。