森羅万象から学ぶブログ

大好きなイヤホンを紹介したい

5年くらいかけてたどり着いた今愛用してるイヤホンがすごくいいので、それについて語りたいと思ったら結構長くなってしまった。

わたしのイヤホン遍歴と、それに付随する思い出の曲、好きなものについて語る時の自分って自由だなぁという話。

 

 

1. SHURE SE215

どんなイヤホン使ってきたかなーと思ってまず思い出すのはSHUREのSE215という、SHUREにしては比較的安いモデル。

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大学生のいつ頃かは忘れたけど、日本語ラップからそれてソウルやファンク、ジャズなんかを少し聴きだした頃で、このイヤホンでBill Evansを聴いて「ピアノすげー!」ってなったのを覚えてる。

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ヒップホップを聴いても音と一体化しているような感覚になれて、Quality Controlとか聴いて「ドープってこういうことか〜」とか思いながら縦ノリしてバイトに向かっていた日々を思い出す。

 

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このイヤホンの特徴の一つとしてコードが160cmとちょっと長いというのがあって、そのせいで靴履いて立ち上がった時に何度も引っかけてしまって数ヶ月で断線。ただ音が大好きだったので生まれてはじめて全く同じ製品を買った。今思うとこんなことしてるから金ないんだなとか。

結局2本目も半年くらいで断線し、ケーブルが長すぎると扱いずらいということを学んだ。

あえていいところをあげると、排便時の音楽鑑賞が捗るということくらいだ。

 

このイヤホンの前は5000円くらいまでしか出したことがなかったと思うので、1万円クラスとしてははじめての、それも音に関しては衝撃を受けた品だった。

 

 

2. Klipsch Image S4i II

次に思い出すのはクリプシュで、アメリカではすごいんだぜって記事を見つけて吟味の末買った。

SHUREの教訓をもとに、まぁ普通のコード長で、音もそこそこ良くて、iPhoneで使えるリモコン&マイク付きのものに絞って探していた。

これが結構アタリで、音と使い勝手のバランスが絶妙で、きしめん型のコードのおかげで絡まらず非常に扱いやすいイヤホンだった。

このイヤホンはオランダへ留学中に愛用していたという意味でも思い出深い。

朝霧の中を散歩する、ひとりの時間は幸せだった。この愛に満ちたトラックが大好き。

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nujabesのトラックをループさせたものを聴いて勉強するのが日常で、これは作業用BGMとして最もおすすめしたい一曲。

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CDではなく7-inchのB面限定というところがまたクールです。

 

とは言っても学校ではほぼ友達ができずなかなかに孤独な日々だったので、こんな歌も繰り返し聴いた。

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異国の地にいるということで、こんな歌も一味違った気分で聴いていた。

原曲がなかったので良カバーをペタリ。

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ここまできたらイヤホンがメインなのかもうわからないが、はじめてアムスに行った帰りにイヤーチップをなくした。

そこでComplyのイヤーチップをはじめて買ったんだ。

耳にぴったり張り付いていい音を増長させるが、耳くそが柔らかい人にはおすすめしない。

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クリプシュのイヤホンは今思うとバランスが取れていて満足度が高かった。

ただよくて中の上といった感じで、リピートするものではなかった。

ただこの普通のコード長、カナル型、リモコン&マイク付きという条件は重要視する点として引き継がれた。

 

 

 

3. Bose QuietComfort 20(検討)

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さらに良いイヤホンを考えていくと、遮音性がひとつのキーワードだった。

ちょうどその頃オランダから夜行バスで10時間以上かけて行ったロンドンの地下鉄がすごい音だったこともあるかもしれない。

 ちょうどその頃だったと思う。bacspace.fmというpodcastが好きで、そこでdrikinさんという方が何回言うんだってくらいこのイヤホンを推していた。

気になったので、アムステルフェーンの日本人美容師のところへ髪を切りに行った時に寄り道をして試聴してみた。

耳に優しく乗せて、ノイズキャンセリングのスイッチを入れる。

 

すると、Gの発音がくせもののオランダ語で満ちたデパートの喧騒の中、一瞬にして静寂が訪れた。

試聴したことのある人なら分かると思うが、「あぁ、こういうことか」っていう感じ。

とにかくすごい。

その後の検討があって買うことはなかったんだけど、BOSEの製品はやはり一度使ってみたいと思わされた。ものの数十秒だったのに。

今はまだないと思うんだけど、Bluetoothのシアターバーみたいなテレビとパソコンで共有できるような製品が出たら買っちゃうと思う。期待してる。

 

んで、なんでこれ買わなかったかっていうのは、まぁもちろん値段もあるんだけど、ノイズキャンセリングのためのパーツが邪魔に思えて仕方なかったから。

私はもうSHUREで長いコードにうんざりしていたので、取り回しやすさにはかなり敏感になっていた。

人によると思いますが、わたしはひとりでいるあいだは常になにか聴いていることが多いので。

 

 

4. JayBird BlueBuds X

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このイヤホンはクリプシュを買ってすぐくらいに買ったと思うんですが、ひと言でいうとおすすめできます。

でもメインにはならない。

音は十分いいけどあくまでBluetoothとしてで、SHUREの音を知っちゃってからじゃさすがにこのレベルで何時間も聴くのは辛い。

そんなわけで、主にランニングや家事中にpodcast聴く専用になっていった。

 

ちなみにこれとiPad Air 2とGoodReaderを組み合わせると捗りすぎて学業が疎かになるということもあって、2軍化していきました。

 

 

 

 

そんなこんなで、

毎日使うものなので思い出が溢れてめちゃくちゃ長くなっちゃいましたが、ここまでの気付きを踏まえて1年前くらい前、日本に帰国する頃に次の相棒を探しました。

条件は、

 

  • ケーブルが長すぎない
  • すぐ断線しない
  • 取り回しやすい
  • カナル型
  • リモコン&マイク付き
  • 遮音性が高い
  • 音にも妥協しない
  • 捗りすぎない

そして見つけたのが今使ってるこれ。わたしの考えるキングオブイヤホンがこちら。

 

 

 

 

 

Etymotic Research ef3

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イヤホン好きからするとまぁ普通な結論だと思いますが、Etymotic Researchめっちゃいいです。

 

まずケーブルは120cmとか。普通です。クリップもついてるんで取り回しやすいです。

もちろんカナル型で、キノコ型のイヤーチップが耳の奥まで入り込むため抜群に遮音性が高い。

ノイズキャンセルなしでこの遮音性は本当にすごい。音楽かけたら周りの声なんか全然聞こえない。他にこんなのあったら知りたいくらいこの点には感動した。

そしてこのモデルはリモコンが付いてて、リモコンなしモデルのレビューも見てもらえればわかるけど音がめちゃくちゃいい。

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なんていうか細かいところまでしっかり鳴らしてくれて、90's邦洋ヒップホップを中心に、ジャズやクラシック、ロック、テクノ、アニソンなどジャンルを広げて聴くようになってきたが全然どれもいける感じ。

 

それだけ満足してるイヤホンなので、毎日一緒にいて扱いも雑になってきたためか端子部分の接続が少し不良気味になってきた。

コードが細くポケットに簡単に詰め込めるというのもあるだろう。

 

そろそろお別れかなぁと思って愛を込めてエントリを書きだしたら、ものすごい長くなってしまった。それも過去に使ってきたイヤホンとの思い出を語るなんて、とても愛するイヤホンに対してすることではないのかもしれない。

 

でも実は、まだお別れではないみたい。リモコンのついたEtymotic Researchの上位機種はまだ出ていないようで、いつ出るかも分からないので断線用にもう一本買うことになりそう。

 

リピートしてでも使いたい製品って本当に自分にとって最高なんだなぁと。

身近すぎて忘れがちだけど、自分基準で最高なモノや人にはもっと感謝して生きたいしだいです。