「願いごと手帖」で達成感を無駄にせず、自己肯定感を養う
最近また願いごと手帖なるものをつけ始めた。
ももせいづみさんが紹介されている手帖術で、「叶ったら良いな〜」と思っていることを書き出していくというもの。
2015年くらいまで続けていたのだが、知らぬ間に習慣から抜け落ちてしまっていた。それを最近また始めたのだが、これは精神衛生上とても良い習慣であると言える。
自分の願望を可視化できる
まず自分の願望を書き出すことで、それらを客観的に眺めることができる。頭の中でモヤモヤして決められない方向が、淡々と書き出すことで優先度付けされていく。
例えば今期の目標を立てる必要がある場合、吐き出された願望を今期中にできそうなレベルに分解して書き出していけば概ね整理できてくる。
例えばやることがいっぱい過ぎて気持ちが落ち着かない場合、達成した後の姿を想像して書き出せばゴールが可視化される。ゴールが可視化されれば、そのために今やるべきことの優先度付けも感覚的にできるようになってくる。
これはGTDでいうところの「高度」を見極める作業に近しい。
そういった、自分と向き合いビジョンを研ぎ澄ませていく時間として、この習慣は機能する。
成長を実感できる
また、過去書き出した願望(願いごと)をぱらぱら見返しつつ、叶ったものには日付とコメントを入れていく。そうしてみると、過去の自分が切望していた何かは、意外と既に手元にあったりする。そういった繰り返しをしているうちに、自分も結構頑張ってるんだなと思うことができる。
ここで大事なのは書かなければどうなるか?ということだ。書かなくてもその願いは達成されていたかもしれないが、達成したということを確認するステップが抜け落ちてしまう。
願いごと手帖はただ時系列に書いて適当に振り返るというラフな方法で、この確認ステップが発動する機会を与えてくれる。
自己肯定感が上がる
自分のやりたいことを可視化し成長が実感できると、自己肯定感が上がってくる。何でもない世の中だが、自分はそこそこやっている、欲しいものも少しずつだが手に入っているということを脳が覚えていくのだ。
自己肯定感が上がると、悩む時間を減らせる。悩む時間を減らせると、行動に充てられる時間が増える。
結局はやらないと何も生まれないので、「やる」に充てる時間を増やすという意味では、スピリチュアルなものを得るというよりはタスク管理や自己管理の無駄を減らすための精神研磨のようなものだと捉えれば良い。
そして最後に言っておきたいのは、行動が増えると達成できることが増え、達成したことが増えるとそこからまた上位の願いごとが自然と生まれてくるということだ。
願いごと手帖はそんな良い行動循環を作り出せるシンプルかつ楽しい習慣の一つとしておすすめしたい。