書きたい
たまに読みたいなと思ってひたすらに本を読み耽る。
最近は主に、短編集を手に取ることが多い。手っ取り早く物語の中に入っていけるからだ。
一定時間読むと、書きたくなる。何かを取り込むと、そこから何かを生み出したくなる。
「全てが語られることなんて、決して無いんだ」
KREVAの一節である。
素人の絞り出した言葉なんかに、大した意味はないかもしれない。
ただその瞬間を言葉でも写真でも残しておけば、いつか誰かの何かになるかもしれない。誰かのといったが、たいていは「自分の」である。
「全てが語られることなんて決して無いのだから、誰でも何でも語っていい。」
この一節には、そんな自由の叫びがあると勝手に思っている。